自宅や会社にヘルメットを置いていますか?
大きな地震が起きたら、建物の倒壊や、家具の転倒だけでなく、窓ガラスが割れて破片が散らばったり、床じゅうにいろんな物が落下し、家の中はめちゃくちゃになります。
もちろんそんな状態では、外に避難するにも大変になりますよね。ガラスが飛散していたら、裸足で避難するのはとても危険です。
今年の大阪北部での地震は、最大震度6弱の地震でした。
実家では、食器棚に入れていたグラスなどが床に落ち、割れてガラスの破片がそこらじゅうに散らばっていました。裸足では絶対に歩けない状態でした。
食器棚の近くや、窓の近くは特に危険ですね。物が落ちてきた瞬間にとっさに行動できるか本当に不安です。
我が家ではそのような事態に備えてヘルメットと靴を用意することにしました。
Contents
ヘルメット選びでこだわったポイント
あえて折りたたみ式は選ばなかった
最近では、折りたたみ式のヘルメットも販売されていますが、いざというとき組み立てられる自信がないことと、強度が劣ると思ったので、ヘルメットはすぐにかぶれるものを選びました。
収納的にも場所をとってしまいますが、いざというときに使えないと意味がないので、我が家では帽子のようにかぶりやすいものを探しました。
もちろん、折りたたみ式のヘルメットは非常用リュックに入れるときには便利です。収納場所やインテリア的に気になるという方は、畳むとA4サイズになるタイプなどが出ていますのでそれでもいいと思います。
なるべく重くないもの(300g)を選ぶ
かぶったときに重さを感じるものは避けました。
かぶりながら走ることを想定したら、持ち出し用リュックなどを持って逃げる際に、ヘルメットの重みで余計に逃げにくくなるからです。
実際にホームセンターなどに行ったときにいろいろなものを試してみて、400グラム以上のものは少し重いかなぁという印象でしたので、300グラム代のヘルメットを探すことにしました。
装着が簡単で走ってもズレないもの
ベルト調整が簡単にでき、フィット感があるものがいいと思いました。
あご紐の位置が極端に前すぎるものや、ベルトの調節に時間がかかるものは、かぶった際に手でヘルメットを支える必要があると思います。
逃げるときは両手を使えるようにしたいので、そこも外せないポイントでした。
実際に購入したヘルメット
ホームクオリティ 国家検定品のヘルメットです!
我が家で購入したヘルメットはこちらです。白くてシンプルでかっこいいです。ツバがついています。
このヘルメットは355グラムと軽量で、かぶった感じは、特に重いとは感じませんでした。
後ろの調節ベルトも操作しやすいです。
オレンジのボタンを押しながら、ベルトを横に移動させれば簡単に長さの調節ができます。
さきほどの選ぶ際にこだわったポイント3つを満たしている商品でした。
- すぐかぶれる(折りたたみ式でない)
- 重さがない
- 装着が簡単で走ってもずれない
置いている場所は寝室
我が家では、寝室に置いています。ベッドの横のドア付近です。
こんな感じで、下にヘルメット、上には持ち出し用リュックを置いています。
インテリア的にはとても不満ですが(笑)いざという時のためにそこは我慢しています。
寝室が玄関に一番近い部屋にあるということと、寝室にいるとき(寝ているとき)に地震が来ることが一番焦ってしまうだろうと考え、この場所を選びました。
ベルトの調節が簡単!
このヘルメット、そのままかぶってもフィットするのですが、より頭にフィットさせるためにベルトの調節ができます。
①オレンジのボタンを押しながら、ベルトをゆるめておきます。
②頭に装着します
③ベルトを締めてちょうどいい長さにします
右手でベルトを左へ押し、締めをきつくできます。カチカチという音がして、少しずつ調節できます(その時はオレンジのボタンを押さなくてOK)
④走っても全然ずれることがありませんでした
ポイントは頭に装着する前にすこしベルトをゆるめておくことです。ベルトを締めるときはオレンジのボタンを押さなくても調節ができるので、とても楽です。
結局どこに置くのが正解なのか?
我が家では、寝室に置くことにしました(理由はさきほど書いたとおりです)が、各家庭によって置く場所はしっかりと考えた方がいいです。
置く場所を選ぶポイントは?
- オフィス(会社)の場合は、1人ひとりデスクのすぐそばにフックでかけておく
- 自宅なら生活スペース(よく見える位置)に置く
- 棚の開閉が必要な場所には置かない
- 高い位置には置かない
- 直射日光の当たる場所には置かない(材質が変形を起こし性能が低下することがあります)
特に、棚の中や上に置くのはやめておいた方がよさそうです。地震で棚が揺れるとヘルメットが落下し、作りが頑丈なので、当たると結構痛いです。
棚の中も同様で、揺れにより扉が開いてヘルメットが落下することもありますしそもそもヘルメットを取るために扉を開けるという動作が必要になります。
なるべく1アクションで取れるような位置に置いておくことが大切だと思います。
安全靴と靴下もスタンバイ
靴はすぐに履ける&走れるもの
避難用にヘルメット意外に、靴も用意しておこうと決めました。
靴は、スニーカーで逃げやすく、紐を結ぶ必要のないものがいいと考え、スリッポンを選びました。
お子さんがいる家庭なら、なおさらスリッポンがオススメです。靴紐タイプや、マジックテープのタイプだと履くのに時間がかかってしまいます。
スリッパを選ぶのも検討しましたが、外にそのままはいていくことを考えると、スリッパだと走れませんし、脱げたら意味がありません。
やはり履きやすく、脱げにくい靴がいいと思います。
走っても脱げにくいものがいいので、実際にはいてみて選ぶのがいいと思います!
そして購入したら家の中でサッと履けるように練習してみるといいです。お子さんやお年寄りがいる場合は非常時に初めて履くよりかは、普段から履く練習をして慣らしておくことが大切です。
厚手の靴下を置いておく
くつの近く(中)には、靴下も入れておくことにしました。
我が家では寝室では靴下をはいていないことが多いので、そのまま靴をはいて逃げると危険な上に足も冷えてしまいます。
靴下はなるべく厚手のものがいいと思います。我が家では、靴と靴下をセットにしたものをベッドの下に置いています。
まとめ
ヘルメットってなかなか購入する機会がないですよね。
でも頭を守るって、結構重要です。
頭に強い衝撃が加わると、脳を損傷したり、頭蓋骨の内部で出血したりと様々な影響が出ることがあります。小さい子どもは大人に比べ頭蓋骨が柔らかく重症になるケースもあるようです。
余談ですが、私の家族は、私以外みんなバイクに乗っていて、特に父はバイク好きで、ヘルメットには人一倍こだわっていました(バイク用のですが)
その理由は、頭を守ることがとても重要だからでした。事故を起こした経験からか、ヘルメットは絶対に必要!それもイイやつじゃないとダメ!とよく言っていました。
私は、値段が高すぎるのはイヤだし、かといって機能性の低いものはもっとイヤだなぁと思い、値段も高すぎず、機能(強度)もしっかりしていて、使いやすいものを選びました。
使う機会が来ないことが一番いいのですが、いざという時のために備えておくことをおすすめします。
ヘルメット選びや、置く場所を考える際の参考になれば嬉しいです!