防災対策

給水所がどこにあるか把握していますか?断水時に困らないために今できること

家に一番近いの給水所がどこにあるか知っていますか?

私はつい最近まで、給水所?そんなのあるの?という感じでした。

断水が起きて水が確保できなくなる前にどこで水がもらえるのか把握しておきましょう!

こんな人におすすめ
  • 給水所がどこにあるか把握していない
  • 非常用の水のストックをしていない
  • 給水時の注意すべきことを知りたい

Contents

給水所マップを調べておく

市町村のホームページで調べる

「○○市、給水所」と検索すると、市町村のホームページがトップに出てきます。※市町村によっては記載していないところもあります。

今回は、神戸市の給水所を調べてみました。

神戸市のホームページでは、災害時給水拠点の掲載がありました。

神戸市ホームページ

場所のリンクボタンをクリックすると、詳しい地図が表示されました。

東灘の給水所

電話で問い合わせてみる

残念ながら、市町村によって情報提供のレベルはバラバラです。給水所の地名も載せていない市町村もありますし、サイトに掲載されていても、わかりにくいことも多いです。

そういうときは、思い切って市に電話して問い合わせてみるのも1つの手です。

ツイッターなどで調べると、デマの情報もあるのでなるべく公式のサイトを確認するようにしましょう。

複数(2〜3箇所)の給水所

給水所は、多くの人が利用することが予想され、長蛇の列ができることもあります。なるべく近くの給水所に行ければいいですが、あまりにも長い時間並び続けるのも大変ですよね。

給水所のリストアップは、2〜3箇所しておくといいと思います。自宅からなるべく近くで、行きやすい(道がわかる)場所をメモしておきます。

注意すること

自動車ではいけない?

市町村によっては、給水所に駐車場がない場合があります。

その場合、移動手段は「徒歩」か「自転車」になってしまいます。水は結構重くなりますし、何往復もしなければならなくなることもあります。事前に調べておきましょう。

給水袋は支給されない?

水を入れる袋は、支給されなかったり、数に限りがあったりします。知らずに行って水を持ち帰れないということにならないよう、水を入れる容器は持参した方がいいでしょう。

私の住む市では、非常時に給水袋の持参を呼びかけていました。給水用の袋もボトルも我が家では用意していなかったので、これを機にボトルを購入しようと思います。

水の使用期限に注意

当たり前ですが、給水所の水はずっと飲み水として使用できるわけではありません。保存方法や季節によって飲める日数は変わってきます。

夏場は3日ほど、冬場は1週間ほどもちますが、どちらの場合も涼しい場所に保管することが必要です。期限が過ぎた水は、捨てるのではなく、トイレ用の水など生活用水として使用します。

また、給水したタンクなどから直接飲むのではなく、未使用の紙コップなどに移してから飲んでください。

水はあっという間に菌が増えてしまうので、給水する際も

  • なるべく容器いっぱいに入れる
  • 密閉する

などし、とにかく空気に触れにくい状態を保つことが大切です。

ルールが決められていないところも多い

緊急用の給水所のため、1人あたりの給水量や、ルールが決められていないところも多いです。災害が起こったあとにバタバタと慌ててルールが決められていくということもあります。

大きな災害が起こった我が国ですが、災害対策に着手できていない市町村が多くあるのも現状です。あまり、国や市町村の対策を期待しすぎるのは危険だと思います。

市町村の配給に全て頼るのではなく、自宅で普段から備えておくことも大切です。

給水のときに必要なものは?

ポリタンク(10L)

タンクは、20リットルだと重くて持つのが大変だそうです。

20リットルのポリタンク1つより、10リットルのポリタンク2つを用意しましょう。

10リットルのもので、じゃばら式になっているものや、折り畳めるものなどコンパクトになるものも売られています。

リュック+大きなビニール袋

リュックを使うメリットは「両手が使える」ということです。お子さんの手を引いて給水所に行くのは結構大変です。

大きなビニール袋に水をいれて、口はしっかりとしばってください。

台車+ダンボール+ビニール袋

台車がある場合は、持っていくと便利です。なるべく使い慣れているものがいいと思います。折りたたみ式のものがオススメです。

台車があれば多少水の量があっても運ぶことができます。

ダンボールは底にガムテープをしっかりと貼り、ビニール袋をかぶせて水を入れます。水の量もリュックに比べればたくさん入るので、少しでも給水の回数を減らすことができます。

2Lか500mlのペットボトル

他の容器がない場合、飲料水用に使った空きのペットボトルがあったら、それを持っていってもいいと思います。2Lであれば大人が持ち、少し大きなお子さんなら500mlのペットボトルも持てます。リュックに入れれば運びやすくなります。

給水所を調べてみたら…

我が家でも、いざというときのために東京都水道局が公開している「災害時給水ステーション」のページをまず調べました。

東京都水道局ホームページ

地域の給水ステーションをクリックすると、簡易的な地図と、施設名、住所は表示されました。

 

しかし、情報不足すぎるというのが正直な感想です。

せめて、注意事項や、電話番号、詳細リンクくらい記載してほしいと思います。

一応の給水所の確認は行い、いざというときに利用するようにしようと考えていますが、自宅での備えをまず充実させなければならないという意識が一層高まりました。

市町村や国の対策がどこまでアテになるか分かりません。過信は禁物です。

とはいえ、給水所の場所を把握しておくことはいざという時に役に立つかもしれないので、一度調べてみてくださいね!

私のように、「いざとうとき心配だな。」市は頼りないな…と感じるのであれば、

自分たちの備えをより充実させておきましょう!

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